副院長の中村医師がCBCラジオの"健康ライブラリー"に出演しました

健康ライブラリー    協力;名古屋大学医学部

2018年6月17日放送

●スマイルリポート~地域の医療スタッフ探訪  中村 了 先生 (渡辺病院 副院長 総合内科医)

<力を入れて取り組んでいる事>

 国民病とも言える生活習慣病全般への対策を目的とした、ローカーボ食と言われる炭水化物を制限する栄養指導法の啓蒙活動をしています。この中で特に世間で大いなる誤解がある内容があります。そのゆがんだ理解が広まってしまうところが大変問題となっていますので、正しい知識の啓蒙活動をしています。  1番目に、正しいローカーボ食の考え方ですが、長生きや寝たきり予防といった観点からすれば、ゆるやかな糖質制限が良いとされています。大体総カロリーの50%前後程度と考えられます。2番目に、体重は減らしすぎないということです。少なくともBMI(身長と体重のバランスの指標)からすると、22をきるのはまずいと思います。3番目に、脂質を増やすことや食べる量を増やすのは大事だということです。総カロリーの25%程度までは増やしたいです。30%程度まではいいかもしれません。4番目にタンパク質は植物性、魚、鶏肉でまかなうのが良いです。赤肉や卵は増やしすぎないようにし、特に加工肉は避けた方が良いです。5番目に人工甘味料等は控えた方が無難ではないかと言われています。人工甘味料は肥満や脳卒中や認知症のリスクになるかもしれないと言われています。こういったことを基本原則として栄養指導法を行っています。去年、ランセットという世界の一流誌においては、「実は脂を食べた方がむしろ長生きする。」というデータもでています。皆さんに健康常識として知られていることとしては、「やせた方が健康だ」あるいは「脂を減らした方が健康だ(特に動物性脂を減らした方がいい)」あるいは「糖質はどんどん減らせばいい」とか逆に「糖質は制限してはいけない」といった色々な噂があります。先程のローカーボ食の原則からしますと、いずれも正しくないやり方です。これを正しく修正していく、これまでの栄養学を正しい方向にもっていくということを指導させていただくのが課題と考えております。

ページトップへ