診療・検査部門のご案内

東洋伝統医学診療

東洋伝統医学診療

慢性腎不全、緊張性頭痛、関節リウマチなどの
疾患の方には特に効果が期待できます。


漢方外来診察日

東洋伝統医学においては、漢方薬や鍼を利用してさまざまな病気を治したり、症状をコントロールしたりします。
漢方薬において効果が期待される病気には、関節リウマチ、感冒やインフルエンザ、筋緊張性頭痛、過敏性腸症候群、慢性胃炎、各種不整脈などがあります。特筆されるものに、慢性腎不全があります。透析になるかもしれない、と宣告されている方は、ぜひご相談ください。
また、効果が期待される症状には、雨の日の前に悪くなる頭痛、原因不明で長く続く咳、肩こり、食欲不振、倦怠感、ほてり、動悸、月経痛、原因不明で長く続く発熱、などがあります。に関しましては、整形外科的な領域が一番効果を期待できます。
そのほか、さまざまな症状に対応することも可能ですので、一度ご相談ください。

東洋伝統医学とは?

傷寒論

中国大陸においては、古来、漢方薬や鍼灸を利用して病気を治していました。“傷寒論”という書物が西暦200年前後に書かれましたが、これは、張仲景という医師が、治療の経験談を詳細に書き残した書物で、知られている書物の中では最古のものです。漢方薬について多く書かれ、時折、鍼灸の記載もみられます。現代においても重用されています。
日本では、遣隋使・遣唐使などをはじめとする中国との情報交換において、これらの医学が随時伝わってきました。これが、江戸時代に鎖国政策がとられるまで続きましたので、中国伝統医学と日本の伝統医学は、ほぼ同じ内容であったと推察されます。
ところが、鎖国になりますと、中国からの情報が途絶えました。それゆえ、日本独自の医学が芽生え始めました。いろいろな流派(古方派など)ができましたが、それらさまざまな流派をまとめて”日本漢方“などと呼びます。この流れは、江戸末期の蘭方(西洋医学)の台頭から明治時代の逆風を潜り抜けて、脈々と現代にまで続いています。これが、日本の伝統医学の主流を成しています。
一方、中国の伝統医学はどうなったのでしょう?中国全土でバラバラに行われていた中国伝統医学は、中国共産党政府が強制的に一つにまとめ上げました。これが現代の“中医学”です。それゆえ、これまでの中国伝統医学とは少々違うものができてしまったようですが、やっと国の認めるスタンダードができた、ということでは画期的なことでした。今では、“中西医結合”などという西洋医学とカップリングした医学も盛んで、これはこれで大変参考になります。
現在の日本においては、日本漢方、中医学のほかに、和漢診療学(富山医科薬科大学)もあります。そのほか、経方医学のように、漢方診療の原点である傷寒論を再度詳細に検討したうえで、気の流れに関する新しい人体解剖学を提唱し、漢方薬の有効性を高めているものもあります。(京都高雄病院)
そのほか、漢方薬の有効性をデータ・数値化しようという動きも活発で、名古屋百合会という漢方グループは、次々に論文を発表しています。当院では、名古屋百合会に属している医師を擁しており、そのデータを生かしつつ、日本漢方、中医学、経方医学をブレンドしながら、バランスのとれた東洋伝統医学の診療をいたしております。

漢方薬とは?

漢方薬は、生薬(植物の根・茎・などで、薬効成分の豊富なもの)や鉱物を混ぜ合わせて、それをコトコト煮込んで薬効成分を抽出した薬です。
漢方薬には、大きく分けて2種類あり、“煎じ薬”と呼ばれるものと、“エキス剤”と呼ばれるものがあります。コーヒーに例えると、煎じ薬は豆から挽いたコーヒーに相当、エキス剤はインスタントコーヒーに相当します。すなわち、煎じ薬は手間がかかりますが、その香りなどを含めて薬理効果が強く出ます。一方、エキス剤は手軽に服用できて携帯するのも便利ですが、煎じ薬ほどの効果は期待できません。お好みに合わせて使い分けていきます。

東洋伝統医学診療の実際は?

漢方薬は、現代のような検査機器がない時代の医学における治療方法です。ですから、皆様が日ごろつらく思われている症状を中心に、かつ、そのほか無関係とも思われる全身の症状もあわせてうかがいます。そして、脈や腹の所見や舌の所見など、目に見え、触って感じられる所見とともに、気の流れ、血の流れ、津液(リンパ液などに相当)の流れの過不足や滞りを病態として診断し、処方を組み立てていきます。

漢方薬について ご家庭での漢方の煎じ方

①1日分の生薬(1袋)と約600~800ccの水を、土瓶又は土鍋に入れる。
 ※鉄製の容器は薬の効果を弱める場合があります。
②強火で沸騰するまで火にかける。(この時フタはしないでください。)
③沸騰したらトロ火にし、40分かけて半量(約300~400cc)になるまで煎じます。
40分かけて煮ることが大切なので、短時間で半量になるようならお湯を足して
火加減を調節してください。
 ※ハッカが入っている場合は、煎じ終わる5分前に入れてください。
④熱いうちにカスを除いて、煎じた液を別の容器に移してください。
 ※冷めてから生薬を取り出すと抽出した成分が生薬に戻る可能性があります。
⑤取り出した後の薬液(約300-400cc)が1日分となります。

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